2003年グラミー賞にノミネートされた3つのアルバム
キャシー&マーシーがハットトリック
アメリカのうたのおねえさん、キャシー・フィンク&マーシー・マークサーがまたまたやってくれました。
こんどはなんとハットトリック。3枚のアルバムがグラミー賞候補です。
ひとつ目は、”POSTCARDS”が「ベスト・トラディショナル・フォーク」部門に。二つ目は、”POCKET FULL OF STARDUST”が「ベスト・ミュージカル・アルバム・フォー・チルドレン」部門に。そしてもうひとつ。トム・パクストンの”YOUR SHOES、MY SHOES”が同じく「ベスト・ミュージカル・アルバム・フォー・チルドレン」部門にです。もちろんこれはかのじょたち自身のアルバムというわけではありませんがプロデュースをかのじょたちが担当しているのです。
それではそれら3枚のアルバムを順に紹介していきましょう。
”POSTCARDS”
シンプルですが、生音の美しさに満ち溢れたアルバム。かのじょたちの誠実さが音楽として伝わってくるマジメな傑作。
このところ子供むけのアルバムばっかりだったので、シリアスなフォーク音楽のアルバムとしてはほとんど5年ぶりです。
うれしいことに、金沢の百貨店の着物売り場で撮影した写真がジャケット内側にあしらわれています。
”POCKET FULL OF STARDUST”
上の写真は3部作の前のふたつです。
左は”BLANKET FULL OF DREAMS”
右は”PILLOW FULL OF WISHES”
子守唄集の3部作の完結編。前のふたつもグラミー賞の候補でした。子供向けとあなどってはいけません。
これらのアルバムは子供たちを夢の世界に誘うだけでなく、夢みることを忘れた大人たちのこころも洗い流し、さらには、
恋人たちに美しい夢を約束させるような優しい希望の星屑がポケットいっぱいに詰まったアルバムなのですから。
”YOUR SHOES、 MY SHOES” (By Tom Paxton)
” PEACE WILL COME”
平和はね
平和はきっとくる
まず自分からはじめよう
わたしたち
平和でいたければ
まず自分からはじめよう
自分のいのち
それは自分の思い
よいたましいにこそ
自分のいのちをゆだねよう
この世に平和を
すばらしい平和を
平和はくるさ
まず自分からはじめれば
アメリカン・フォーク音楽の大ベテランでもあり、子供の歌の大先輩でもあるトム・パクストンを
子供のうた部門で毎年グラミー賞候補となっているキャシー&マーシーがプロデュース。
楽しくって、明るくって、こどもの世界を広げるような素晴らしいアルバムが仕上がりました。
最後のタイトル”PEACE WILL COME”をあの腹黒いジュニアにも歌わせたい。
これで、かのじょたちのグラミー賞ノミネーションは8作品となりました。
今年こそこころある審査員たちの目にかなって、ひとつと言わず、三つとも受賞してもらいたいものです。
ところで、そんなかのじょたちが、5年ぶりにこの春、金沢を訪問してくれるってホント?
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